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自分で出来るパンク修理 |
カー用品店で入手しやすいパンク修理キットは大別すると2種類です。一つは、クギ刺さりで出来た穴を細長いゴムで補修するタイプ、もう一つは液とガスをタイヤ内に注入して漏れ部分を塞ぐタイプです。
前者は修理に手間が掛かるものの、その後の使用も問題ありません。後者は液体を注入するという性格上、ホイールの回転バランスが狂ったり、ホイールやタイヤがベタベタに汚れたりするため、後処理がやや面倒という面があります。ただし、エアが抜けてしまった場合でも、補修とエア注入が同時に出来るため、応急処置には向いています。 |
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釘穴をゴムで塞ぐ修理方法 |
ここではクギ穴をゴムで塞ぐ、チューブレストという製品を使った修理法を紹介します。画像のタイヤは、実際にクギを拾ってエアが漏れたものです。この製品は、自分自身何度か使用していますが、確実性が高く修理後のトラブルはほとんどありませんでした。過去に5p円の範囲に釘打ち器で使うクギが5本も刺さっていたことがあり、この補修では、さすがにエア圧低下がありましたが、そんな特殊な例を除いて、ほとんどの場合対応出来ると思います。
基本的には、5o径くらいのゴムを穴に入れて塞ぐというシンプルなものです。まず、クギの差さっている方向を見極めながら、プライヤーやペンチで抜き取ります。ネジが付いたタッピングビスでは、ムリに引き抜かず、左回しに緩めながら抜き取ります。
次に付属のキリのような棒に接着剤をぬり、補修する穴に差し込みます。この時、できるだけクギの刺さっていた方向と同一になるようにします。根本まで差し込んだら、金色の筒だけを残してグリップとキリを取り外します。
いよいよ、穴ふさぎのゴムに接着剤を塗って筒の内部に入れます。
このゴムには方向性があり。太くなっている方がタイヤの内部に入るようにします。ここでの注意点は剥離紙をそっと剥がして、ゴム自体を触らないようにすることです。
特にトレッド面に接する先端側は気を付けます。後端は最終的にカットするので、つまんでも良いかと思います。
さらに、キリを反対側にしてゴムを内部に押し込み、最終的にグリップを筒に装着してタイヤから引き抜いてやります。
すると、ゴムだけがタイヤにくわえ込まれて穴が塞がれます。しばらく置いてから、エアの補充を行い漏れ点検をして終了です。一度使い方を覚えれば、10分くらいで直せるようになります。
外に出っ張ったゴムは、カットしてしまうのですが、かなり飛び出しているのでキチンと入っているのか不安になるかも知れません。そこで、補修後のタイヤを外してチェックしてみましたが、内部に頭を出していて、問題のないことが確認できました。
このキットには、補修だけ行うキットと、出先での応急処置も可能なCO2ボンベ付きタイプなどがあります。ボンベ付きは、ガスがCO2であり、ゴムを透過して抜けてしまうので、エアを入れ替える必要があります(一旦抜いて、普通に充填すればOK)。
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バッテリーの電気容量が不足している
ベルトのゆるみ、又は消耗のために発電量不足を伴うときがあります。ダイナモ(発電機)にかかわらず電気系統は大変水に弱く洗車時等にエンジンの中に水分が浸透し、故障の原因になるときがあります。また、ダイナモに関連したレギューレータ(電圧電流を自動調整装置)が故障し発電効果が得られない場合もあります。走行中でもダイナモ(発電機)が故障して充電しない時があります、これを点検せずにバッテリー不良と新品交換される場合がありますので注意してください。
バッテリーを交換する
充電状態をバッテリーアナライザー(充電状態を点検するテスター)で点検してからでないと無闇にバッテリー交換されると、「バッテリーを新品に交換したのにまたエンジンが始動しない」といった結果が多分にありますので注意して下さい。上記の結果充電状態が悪い時は、ベルトのゆるみ、ターミナルの腐食、バッテリー液不足、を点検した結果異状がなければ充電系統の故障があります。又充電状態が正常ならおそらくバッテリー不良ですので新品交換になります。(通常バッテリー寿命は平均で約4年)
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スパークプラグ点検・交換は車種・エンジンによって難易度が変化するため、作業を行うかはエンジンルームを見て判断してください。
参考までにV型エンジン、直列6気筒エンジンの難易度は高いです。
簡単なのは直列4気筒以下で、エンジンカバーを外せばプラグコードが見える車です。
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■作業に必用なもの プラグレンチ・ラチェット、またはT型レンチ
■作業内容
写真を参考にスパークプラグ穴が見えるようにプラグコードを外します。プラグコードを無理に外そうとすると、中の芯が折れてしまいます。真上に抜き取るように心がけましょう。また、ダイレクトイグニッションコイルの場合はプラグコードはありません、その代わりネジ止めされてありますので工具が必要となります。
プラグレンチでプラグを外しますが、取り付けるときのトルク(力)の目安となるので取り外し感覚を憶えながら行ってください。取り外し後、新品のスパークプラグに交換しますが、エンジンを停止後などスパークプラグは熱くなりやすいので注意してください。プラグ取り付け作業の最初は必ず工具の力を使わずに手で回し、最後に工具を使い締めてください。
スパークプラグのネジ山を確認せずに工具で締め付けて、ネジ山がなめてしまうと『圧縮空気の漏れ』=『燃費・パワー低下』となります。そしてネジ山を直すことはできず交換するしかありませんので十分注意して行ってください。交換部品はエンジンブロックの上の『シリンダーヘッド』となりますので高額な修理となります。
■交換時期
本来はスパークプラグの電極の角が丸くなってきたら交換時期となりますが、なれない方が判断するのは難しいと思います。スパークプラグは3万キロ以上使用すると交換時期となりますので、3万キロを目安にするとよいでしょう。イリジウムプラグ(白金プラグ)は10万キロ交換となります。
ボンネット裏のシールで、どのプラグを使用しているか確認できます。 |
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エンジンルーム内で写真に似たようなボックスを探せば、それがエアフィルターのボックスです。取り外しは写真の赤○の4箇所にロックがあり、それを取り外せば簡単にエアフィルターがでてきます。
(ネジ止めの車種もありますが、他車種・他メーカーでも同じような構造になっています)後はエアフィルターを交換したら終了です。 |
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■交換時期
エアフィルターは汚れ具合よって交換しますが、汚れたエアフィルターを見たことがない人が多く交換時期がわからないと思います。こちらも、3万キロごとに交換するのがベストだと思います |
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ワイパーゴムを交換するのは水はけが悪く、水の線がフロントガラスに残ったときが等が交換時期です。ワイパーゴム交換するその前に必ずやってほしいことがあります。ワイパーゴムの掃けが悪い原因としてワイパーゴムに付いた油膜の場合もあるので、雑巾でワイパーゴムを清掃し本当に悪いか確認してください。それでも水の掃けが悪く、線が残るようであればワイパーゴム交換です。 |
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■必要なもの 交換用のワイパーゴム 取り外しを簡単にするプライヤー
■作業内容
作業を始める前にワイパーゴムをロックしているところを確認します。(基本はワイパーを動かしたとき下側(エンジン側))
ワイパーゴムを上の写真を参考に赤いラインを下の方向にワイパーゴムを引き抜きます。
(取り外しが困難な場合プライヤーを使いワイパーゴム挟んで引き抜いてください)ワイパーゴムを引き抜くと中に金属の2枚のプレートがあるはずですが、方向が決まっているので注意してください。(運転席側はフロントガラスに対して逆反り、助手席はフロントガラス表面に合わせた曲がり方をしています)ワイパーゴムにプレートを取り付け後、ブレードのレールから外れないようにはめていきます。最後にワイパーゴムをワイパーブレードにロックできたら作業終了です。取り付け後ワイパーゴムが全てラインに入ってるか確認してください。 |
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エンジンオイルは、エンジン内の各部から発生する、摩擦によるエネルギーの損失、発熱、接触面の摩耗からエンジンを守るはたらきをしています。エンジンオイルは使用している内に、砂埃、金属粉、スス、水分、燃料などの不燃物が混入したり、添加剤が消耗することなどにより、次第に低下していきます。その結果、エンジン性能が低下したり、さらに性能が低下すると、エンジンオイルとして機能しなくなり、摩耗が進行し、エンジンの焼き付き(壊れる)などの重大なトラブルの原因となります。 |
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■必要なもの
・手が汚れないための軍手
・交換用の新品オイル(車に必要なオイル量)
(目安として1600cc3.5g 2000cc以下4.0g 3000cc以下5.0g 4000cc以下6gぐらいですが少し多めに用意しておく)
・新品のオイルドレーンガスケット(メーカによって種類があるので注意)
・14・17のメガネレンチ
・ガスケットスクレッパーまたはマイナスドライバー
・マグネット(オイル受け皿の中からドレーンを探すのに使用)
・オイルをキャッチするプラスチック容器(容量6g以上が好ましい)
・オイルジョッキ(新品のエンジンオイルを入れるのに使用)
・大きなビニール袋2枚
・大きなダンボール(ビニール袋にギリギリ入るぐらいがベスト)
・新聞紙・雑誌(廃油を染み込ませるので多めに準備)
・捨ててもいいボロ布
■作業内容
(作業時間、最短15分、最長2時間程度)
作業を簡単に行う前に、車の前輪をブロックや板に乗り上げておくと、エンジン下回りに潜りやすいです。
オイルが良く抜けるようにフィラキャップ、オイルレベルゲージを外します。
オイルドレーンプラグを工具を使い緩め、プラスチック容器を下に準備してからドレーンを外します。
容器内のオイルの中からマグネットでドレーンを取り出しボロ布で清掃したのち新品のガスケットに交換します。
オイルを抜くのは10分程度で大丈夫ですが、エンジン各部に残ったオイルが次々と出てくるため抜く時間は皆さんに任せます。
(最長2時間ぐらい)
最後にプラスチック容器を引きずり出しオイルドレーンを締めますが、トルク(力)は指でドレーンを強く締め込み、最後にメガネレンチを使い約90度まわし締めれば大丈夫でしょう。
(何度も緩めるところなので強く締めすぎないように注意、手で緩めようとして緩まなければ大丈夫です)
問題の交換後の廃油処理です。
まずビリビリにちぎった新聞紙をビニール袋の中に大量に入れ、袋ごとダンボールの中へ、そしてダンボールを2枚目のビニール袋で包みこめば完成です。
後は廃油を中に入れ、新聞紙などに完全に染み込んだことが確認できれば燃えるゴミで捨てて大丈夫です。
(※オイルは完全に新聞紙等に染み込ませてください)
■点検時期
オイル交換は5千キロまたは半年で交換がベスト。
年間走行距離が5千キロ未満の人は一年に一度でいいでしょう。 |
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エンジンルームからの異音は最悪の場合、走行不能になることがあり、やっかいなものです。基本的には部品と部品の摩擦から生じる金属的な音や、ベルトやゴム類が滑るような音、エンジン内部や周辺の液体が何らかの作用を受ける音、点火系の異常から起る爆発的な音に大別 できます。なかでも「キンキン、カリカリ」といった金属がぶつかりあうような音は、冷却系及び潤滑装置の異常によるオーバーヒートの前兆。これに気付かないと、しばらくして「シューシュー」と水が沸騰するような音が聞こえ、オーバーヒートに至るので注意が必要です。 |
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■エンジンの整備不良の疑い
エンジンオイルの交換を行っても、エンジン音が高い場合などは、エンジンの点検整備をお勧めします。
エンジンの整備を行う確かな整備士が在籍する、車検整備工場にご相談ください。 |
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